悪夢やトラウマに負けない生き方について考えてみた

体験談
 

悪夢やトラウマに負けない生き方

 
 
 
こんにちは。精神科作業療法士の大祐です。
今回は悪夢にうなされたり、トラウマについて
向き合った結果見えてきたものがあったという人から
経験談を聞いてみたのでお届けしますね。
 
 
 
トラウマや悪夢で辛い思いをしている人は
何か参考になると嬉しいです。 
 
 
 
私はほんの数年前まで、毎日悪夢にうなされていました。
内容はいつも同じでした。
実際に体験して、イヤだった記憶。悔しかった
忘れられない思い出……。
 
 
 
 
昔のことを思うだけで、今でも心臓が張り裂けそうになります。
今ではもう時効と思い、一度笑い話にしてしまおうと
試みたことがありました。
 
 
 
 
大丈夫だと最初は強気ではいたものの、
口に出そうとした瞬間、息が詰まってそこから
話せなくなってしまったのです。
吸うことも、吐くこともできずに
手や唇はわなわな震え、涙が止まりませんでした。
 
 
 
 
 
誰かに打ち明けようとすると必ず、酷い頭痛に襲われました。
喋ろうとすると、かすれて上手く声になりません。
どんなにお腹に力を入れても、
ほとんど息にしかなっていなくて。
発音すらできなくて。
 
 
 
 
 
ストレスで声が出なくなるなんて、
今までなったことがなかったから。
私はあわてて何度も、声にならない叫びをあげました。
  
 
 
 
 
 
 
涙が次から次に頬を伝い、私の膝を濡らします。
何度も話そう、話そうとするけど、言葉になりませんでした。
顔の半分に麻痺を起こし、思うように動かなくなることもありました。
 
 
 
 
 
過去の辛い記憶は、それほどまでに私の中で、
強烈な体験だったのです。
幼い心は、それに耐えうる力を持ってはいませんでした。
ただ、ただ、自分を守るために。
痛みを感じないよう、意識を遠くに持っていくことで
精一杯だったのです。
 
 
 
 
 

◆トラウマから抜け出す方法を探す日々

 
 
 
 
 
どうしたら、過去と向き合えるんでしょう。
どうすれば、苦しくならずに済むのでしょう。
どうして人間は、いい思い出はすぐに忘れてしまうのに、
イヤな思い出は鍵をかけて、心の奥底に沈めて。
大事に大事に、記憶を取っておくのでしょうね。
いい記憶こそ、本当は残しておきたいのに。
思い出すのはいつだって、辛いことばかりでした。
 
 
 
 
 
 
トラウマは、その人そのものの人生に、
多大な影響を及ぼします。
急に押し寄せてくるトラウマに、心が悲鳴をあげて、
そこから動けなくなるのです。
辛い。苦しい。なんで。どうして。
そうしてまたひとつ、自信を失っていってしまう。
  
 
 
 
 
ストレスと上手く付き合うには、どうしたら良いのでしょうか。
どうしていくのが正解でしょうか。
私は今でも悪夢を見ることがあります。
でも、毎日ではなくなりました。
悪夢を見ないでいられる方法、
自分のトラウマから逃れる方法……。
もしそんなものがあるなら、私はとっくに実践しています。
何年も宛てのない道をさまよい
たどり着いた答えはシンプルでした。
 
 
 
 

そんな魔法みたいな方法は、どこにもなかったのです。

 
 
 
 
 
 
トラウマが、完全に消える訳ではありません。
辛く忘れたい記憶が、とつぜんなくなる訳でもありません。
それでも私は、生きてきました。
一進一退をくり返しながら、何度も何度も死にたくなって。
そのたびに、足を踏ん張り、前に進みました。
立ち止まる日もありました。
何日も何日も、後退したり、動けなくなる日もありました。
でも決して、歩むことを辞めなかった。
どんなに傷ついても、諦めなかった。
それが、今の私の糧となっているのです。
あの経験がなかったら、今の私とは決して言えませんでした。
 
 
 
 
 
 
◆最後に
 
 
 
 
 
 
 
多くのことは望みません。
生きてさえいれば、それで十分なんです。
生きてさえいれば。そうしたら何度だって
立ち上がれるから。
だから、あなたも生きてください。
どんなに辛くても、諦めないでください。
そうすればいつかきっと、過去の自分と向き合える日が
来るはずです。
その日が来ることを信じて。
これからも共に、生き続けていきましょう。
 
 
 
 
 
 
「楽しい」とか、「嬉しい」とか。
当たり前のことが尊く思える日が、きっと、あなたを待っています。

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